2014年8月16日土曜日

48 両国の橋ゆくむれに・・・

『 両国の橋ゆくむれに、われに似て、
     後姿(うしろ)さびしき人のまじれり 』
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両国は別に両国でなくても構わない。
むしろ、この世の別名だと思おう。

橋は此岸と彼岸との橋だと思おう。

さて私は今まで私自身の後姿を見たことがあっただろうか。

貴方は今まで貴方自身の後姿を見たことがあっただろうか。

想像してみよう。

あの橋を渡るとき、「私」は「私」自身の後姿を見ていることを。

その後姿は、どのように見えるのだろうか。

想像してみよう、その後姿を。

きっと、さびしき人が橋をとぼとぼと歩いていると思うだろう。

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『 かくばかり さびしきことを思ひ居()し 我の一世は、過ぎ行かむとす 』