『をとめ一人 まびろき土間に立つならし。くらき その声 宿せむと言ふ』
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おそらく、作者は民俗学の研究の一人旅を終えて、日本のどこか奥深い土地で、
疲れた体を休める一泊の宿を探してしたのだろう。
このうたには、こういう背景が先ず眼に浮かんでくる。
その声は、どこかの古池の奥から聞こえてきそうな籠もった声。
魂(たましい)の声のような気さえする。
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空海に以下の言葉がある。
死に死に死に死に死んで死もまた罔し」
つまり、人は人を生み、そして人は死んでいく・・・そういう生と死の連綿とした
存在としての人間の連鎖。
根源的なものの象徴ではないか。
たぶん釋超空という人は、人間の物象としての根源的な罔(くら)いものを探求し
続けていたのではないだろうか? と私は思ったする。