2014年8月14日木曜日

31 夕かげの明かりに・・・

『夕かげの明かりにうかぶ土の色。 ほのかに 靄(もや)は這ひにけるかも』
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私は小さい頃(小学生の5,6年生頃かな)、理由もなく午後という時間帯が嫌いだった。
特に初夏とか晩秋とかの午後は嫌いだった。

あたりは、ひっそりとしていて、なんだか生気がなく、時間がとんよりと過ぎていく。
世界が死んでいるように鬱陶しい。

耳に注意すると土間の柱時計はチクタクと時を刻んでいる。
外を見ると見慣れた風景は張り付いたように「無表情」のままだ。

このうたに私は、そのような「けだるさ」を感じる。
「生きる」ということの「けだるさ」か。

これは非常に贅沢な感情とは言えるだろう。
「生きる」ということに、それこそ全身全霊を賭けなければならない人は多いだろうから。

しかしーーー
一応五体満足でもーーー(それは、かけがえなく贅沢なことだが)
しかしーーー
「生きる」ということが、なんと言いようもなく「けだるい」。

この「けだるさ」の正体は?

私は分からない。

ただ、この正体なるものが今だに私に巣食っている。