2014年8月8日金曜日

13. 旅を来て・・・

『旅を来て 
  心 つゝまし。
   秋の雛 買へと乞ふ子の 
顔を見にけり 』
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旅に出た作者の心は今は静謐なようだ。

たまたま、「秋の雛 買へと乞ふ」子たちに遭遇した。

貧しい身なりの子供たちである。
親が作ったのか自身で作ったのか、稚拙な「秋の雛」だが・・・おそらく、それを売って生計の足しにしているのだろう・・・作者の子供たちを凝視する視線は勁(つよ)い。


哀れみの視線ではない。静謐な心から発せられるその視線は、貧しい子供たち、というより、この世の弱い「いきものたち」への凝視だろう。